皆さんこんにちは。76回生若尾会代表委員です。
最近ではインフルエンザの感染流行が著しく、マスクを着用する人が増えてきましたね。かく言う私も先月寝込んでいましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。今回は76回生のR. Kさんにインタビューをさせていただきました。では早速見ていきましょう

大学では何を専攻していますか?

早稲田大学創造理工学部建築学科に在籍しています。意匠設計・製図・構造・歴史・環境・都市計画・情報など建築に関わる様々な分野について学習しています。
ほとんどが必修科目ですので、早いうちから専門的な知識を広く浅く学ぶことができます。

所属しているサークル・団体について教えてください

「稲吟会」という、早稲田大学の吟剣詩舞サークルに所属しています。吟剣詩舞とは日本の伝統芸能の一つで、「吟詠」と「剣舞」と「詩舞」の総称です。「吟詠」は「詩吟」とも呼ばれ、漢詩を独特の調子に乗せて詠うことを指します。その吟に合わせて日本刀を持って舞うのが「剣舞」、扇を持って舞うのが「詩舞」です。
近年では、現代曲でも剣詩舞を行なっています。11月の早稲田祭では、Aimerの「残響散歌」に合わせて剣詩舞パフォーマンスを行いました。

今まで受けてきた中で面白かった授業をひとつ教えてください

「設計演習A」という授業です。この授業は簡単にいうと中高の美術の発展のような授業です。
2週間に1つ程度のペースで課題が出され、その課題にあった作品を自分で考えて作成することが求められます。「役に立たない機械を作りなさい」、「塗り絵絵本に色が欠けているように、何かが欠落した絵本を作りなさい」といった課題が出されます。
課題はどれも難解で、他の課題との兼ね合いから十分な制作時間がないためかなりハードな授業ではありますが、思いついた自分のアイデアを形にできたときの達成感は大きいです。

実際に入学してみて入学前のイメージと違ったことはありますか?

大学では友達を作るのが難しいという話を聞いていたのですが、ありがたいことにたくさん友達ができました。建築学科はほとんどが必修科目であるため同じメンバーとずっと一緒に授業を受けることになるからなのだと思います。また、事前に聞いていた噂に違わない殺人的な量の課題を励まし合いながらなんとかこなしているので必然的に結束が強まったのかもしれません。笑
中高以上に色々な人がいて良い刺激をもらうことができますし、学校生活もとても楽しいです。

大学生活で楽しいことはなんですか?

友達と過ごすことです。サークルで談笑したり、何より学科の友達と話したり遊んだりするのが楽しいです。空きコマのピクニックや、学科の宿泊行事、夏休みの旅行や冬休みに学科の友人と協力して行なった建築模型制作など思い出がたくさんできました。
また、先ほどから課題が大変だ大変だと言っていましたが、じつはやり始めると楽しいものも多いです。どうしたらもっと良くなるだろうと試行錯誤をしたり、どうしたら自分のアイデアを実現させられるか考えたりするのですが、その過程が「憧れていた建築学科で勉強しているんだ!」ということを実感させてくれます。

今後の大学生活や将来について不安に感じていることはありますか?

実験の授業で毎週出されるレポート課題が大変で、ここ最近睡眠時間が減り生活リズムが崩れかけているので体調を崩さないか少し不安です。また、今後の授業で単位を落としたり、留年したりしないかが心配です。

一日のスケジュールの一例を教えてください

 7:00 起床
 7:50 家を出る
 8:50 1限開始
 18:00頃 5限終了

空きコマがある場合は課題や製図をやったり、サークルに行ったりしています。最後の授業が終わった後は、製図室で製図をしたり、塾講師のアルバイトをしたりしています。毎日とても充実しています。

これからの大学生活や将来について心配なことはありますか?

現在は特に不安なことはないと思います。悩みの生まれない、恵まれた環境がひたすらにありがたいです。

洗足で学んだことで大学生活において役に立ったことがあれば教えてください

洗足では、目の前のことに全力で取り組むことの大切さを身にしみて理解できたと思います。大学でも、歴史的建造物の保全や修繕に携わりたいという夢に近づけるよう毎日をこつこつ積み重ねていこうと思っています。

インタビューは以上になります。
建築学部生らしい日々の忙しさやクリエイティブな講義内容が垣間見えました。またサークルも他の大学ではなかなか見かけられない珍しいコンテンツで、私もぜひ拝見したいです。

今回のコラムは以上となりますが、いかがだったでしょうか。次回の最終回でも引き続き委員にインタビューをする予定です。楽しみにお待ちいただけたら幸いです。